2010年7月13日火曜日

自国のスタイルを貫き通したスペインに軍配

 FIFA 2010 南アフリカ ワールドカップも終了しました。
長かった一ヶ月の終焉は 自国の誇りとスタイルをとことん
貫き通した スペインが 優勝しました。

この結果には 大きな意味が有ると思います。

デゥンガ監督が 自国のスタイルを放棄して守備重点に
チームコンセプトを構築し、優勝を狙った王国ブラジル。

惨敗というより、守備重点で試合に入った為、逆転されてしまうと
そのショックが大きすぎて、オランダが優ったというより、自滅の
二文字がまさに当てはまる結果になってしまった感は
ぬぐえないと思います。

 確かにオランダは強かった。 しかし そのオランダでさえ自国の伝統
トータルフットボール、ポゼッションサッカーと呼ばれるスタイルを放棄して
守備的なサッカーで 決勝に進んだ訳だけれど、優勝は 自国のスタイルを
貫いたスペインに譲ったという結果には 多くを学んだはずではないのか。

 決勝戦で 3度敗れたオランダにしても、今回の敗戦は かなり悔いの残る
試合になったのではなかろうか。

 さて、スペインの強さは、決勝戦を見た方は、というより スペイン戦を
観戦(もちろんテレビ観戦)した方は もうご存知だろうと思われるので
多くを語るつもりはないが、攻撃的であるのはもちろんのこと、守備でも
そのポテンシャルの高さを数字で知らしめた。


決勝トーナメントの4試合を無失点で優勝するのは史上初。
大会を通じ、全失点が2失点での優勝は1998年のフランス、
2006年のイタリアと並ぶ最少タイ記録。
攻撃ばかりがクローズアップされる中でこの記録が何を示すかを
私なりに紐解くと、守備重視では無く、守備というベースの上に
攻撃力+α(組織力、自国の誇りなど)がないと
ワールドカップでは優勝出来ないレベルになってきていると
言えるのではないだろうか。

 先月のブログでワールドカップのレベルが下がって来ているのでは
などと書きましたが、申し訳ありませんでした。CLの強さとWPの強さは
別ものなんだと いまさらながらきずきました。

世界のサッカーは 間違いなく 日々発展しています。

2 件のコメント:

kiba さんのコメント...

スペイン強かったね〜〜

細かいパス回しで点を取りに行くサッカー・・
対するオランダは、トータルフットとはいえ、ミドルのパスから前線に繋ぐかミドルシュートで得点するか?
どちらかと言えば、守り主体?

中盤であそこまでボールをとられれば、なかなか得点チャンスはないね。

日本もこれからの方向が見えたような気がする。

決勝トーナメントに入ってからの各国の選手達、気合いが違ったね〜〜

コンドル・藤中50・おっちゃん さんのコメント...

そうですね。

決勝トーナメントに入ってからの強豪国は
気合ののりがまったく違っていたよね。

グループリーグから 全快だと
やっぱ 息切れするんだろうね。
サッカー選手も 人間ですから。

でも、終わっちゃったんだよね。
次回のブラジルに果たして日本代表は
出場できるのだろうか?

あと4年、頑張って欲しいものです。