申し訳ないんですが 一言! 熱く語ります｡

 ワールドカップイヤーに こんなに盛り下がった事は 未だかつて無かったと思う｡
日本が出場しない方が ワールドカップを楽しめるんじゃあ無いかとさえ 思ってしまう
ほど 奈落の底に落されたような気持ちです｡

 なんか 勘違いしてると思う｡
日本人らしさとか  日本らしいサッカーとか 自分たちを信じてとか 自分たちのサッカーが
出来れば･･･｡

 わかっちゃあいないんだよ 岡ちゃんは｡

 あのね､たとえば 野球は野球で ベースボールじゃあないんだよ｡
つまり なぜ 日本の野球が 世界に通じるか考えたことあるんだろうか
日本代表をサポートする サッカー関係者は?

 つまり 野球は完全に日本人がその歴史と共に日本流に解釈して 日本流やり方を
確立してしまったと言うことなんだよ｡ 送りバント､敬遠､変化球の多投など､本場の
大リーグでは､卑怯に思われたり､そんな プライドを捨てたようなプレーは する価値がない
とまではいかないまでも 兎に角 メジャーベースボールでは 考えられないようなプレーや
作戦を 日本人が日本人に合うように立て､それを緻密でそれこそ 蟻さえ通さないぐらい
正確に実行出来るから 日本の野球は 世界に通用するんだと思いません?

 いわば日本は サッカー後進国､さらには 国民的スポーツにまで発展した 野球と違い
まだまだ 日本の中で 日本流に解釈されていないスポーツで 有り

(それを言ったら 自国のサッカーを確立している国なんて ワールドカップで 優勝経験のある
 ブラジル､イタリア､ドイツ､アルゼンチン､イングランド､フランス､ウルグアイの7カ国に
 せいぜい5～10カ国ぐらいが 関の山だと思いますが･･･)

 日本人の慣習､さらには良心というか 道徳心と言うか 日本人気質に
 合っていないスポーツの一つに上げられるものと 私は 思っています｡

 そもそも サッカーの最高の作戦は 相手の弱点を付く､とことん 弱点を見つけ そこを
攻撃して 突破して 得点するのが 一番の近道なんです｡

 弱いチームで有ればあるほど なお更 相手の弱点を付いて突破しなければならない
スポーツなんですよ｡ このことが 日本人に 馴染めないというか スポーツマンシップに
則らない 卑怯な作戦を嫌い 正々堂々と戦う作戦などを立て､挙句の果てに
『 自分たちのサッカーは 出来ている』などと 全くナンセンスな言い訳をして
満足してしまう｡ 結果､強豪国と肩を並べるには程遠い状態のまま 進化しない｡

 こんな繰り返しを オシムは日本人では 無いのにも関わらず､良く日本人を理解していて
日本人にフィットした 日本人気質が最も生かされるようなサッカーを 伝授しようと
していたのだが 少しづつ理解されつつあった時の 不運は 日本サッカー会にとって
今世紀最大のダメージと 言っても 過言ではないはずです｡

 挙句の果てには 2002年が フランス人監督､ 2006年が ブラジル人監督､次にオシム監督と
なる訳ですが まあ オシム監督が 日本にとって クラマー氏以来の最高の監督になるはず
だったのは 先程申し上げましたが 日本人に日本人の良さを引き出す為の
日本蹴球の礎を伝授出来なかった災難よりも  犬飼会長と 岡ちゃんの誕生が 日本サッカー会の
進化を停滞どころか 日本サッカーを 衰退させているように見受けられ 歯がゆくて なら無いのは
はたして 私だけなのでしょうか?

 はっきり言わせてもらいます｡

侍では サッカーは できません｡ 正々堂々とやるスポーツでは無いんです｡
もちろん 反則をどんどん推奨するわけではありません｡考え方を 替えて欲しいのです｡
 相手の嫌がるサッカーをしてください｡相手の嫌がる動き方を考え､相手の嫌がる作戦を立て､
相手の弱点を付き､相手が冷静さを失うような エゲツナいサッカーが 出来たとき
初めて 日本に サッカーが 根付いたと 言えるのではないでしょうか｡
 そしてその時こそ 日本らしいサッカー､自分達のサッカーを貫くと
言えるのでは 無いでしょうか｡

 少なくとも 私は サッカーという競技を そのようにとらえています｡

それでも   がんばれ   ニッポン! チャチャチャ!